すぐに実践!カンタン陳列ワザ!キーワードは「三角」「左右対称」

同じ商品を販売しても陳列方法により売上が全く異なるのを知っていますか?
数ある陳列方法のなかでもすぐに使えて、かつ効果が現れやすい「トライアングル陳列」「シンメトリー陳列」をご紹介します!

 

「トライアングル陳列」とは!?

トライアングル陳列とは、その名のとおり三角形をかたどってディスプレイする陳列方法です。
人間は「色」に対して特定のイメージをもっているように(例えば「赤は気分を明るくする」「青は集中力を高める」など)、「形」に対しても特別な感情をもっています。
特に三角形はプラスのイメージを持ちやすいということが、研究結果からもわかっています。
こうしたプラスの効果をもたらす三角形を売り場作りやディスプレイに取り入れない手はありませんね。
小売店では商品を四角形に積み上げて陳列されることが多いので、三角形で積み上げられているトライアングル陳列は売り場で差別化され、お客様の目に止まりやすくなるという効果も期待できます!
丸型蛍光灯を販売するメーカーが下のイラストのようなトライアングル陳列を実施したところ、前年同月比160%の売上を達成しました!
トライアングル陳列にするためには、ディスプレイのかたまりが前・後・上どこから見ても三角形が保たれている状態を作ります。
三角形は商品だけでなく、装飾品やPOPを混ぜてもOKです。

「シンメトリー陳列」とは!?

シンメトリー陳列とはディプレイを左右対称にする陳列方法です。
三角形同様に、人間は左右対象なものにもプラスのイメージを持ちやすいことがわかっています。
鶏のロゴの航空会社や緑のロゴのコーヒー店など多くの企業ロゴが左右対称で描かれているのも、印象を高める効果を狙ったものだと言われています。
シンメトリー陳列のポイントは、色や柄のラインナップが多い商品を並べた場合でも雑多な感じがなくなり、まとまった印象に仕上げることができる点です。
アロマキャンドルを販売するメーカーが量販店のエンドコーナーで下のイラストのようなシンメトリー陳列を行った結果、売上2倍を達成することができました。
シンメトリー陳列にするためには、商品アイテム・商品の形・構成要素を左右対称にしてディスプレイを組み立てます。
左右で色違いや柄違いにしてもOKです。

 

「トライアングル陳列」は三角形・「シンメトリー陳列」は左右対称

「トライアングル陳列」・「シンメトリー陳列」は簡単に短時間で実践することができます!
POPを増やしたり、パッケージを改善したりすることは多くの費用がかかりますが、一方でこういった陳列手法は費用をかけずにお客様の反応を変えることが可能です!
ぜひ、今回ご紹介した「トライアングル陳列」「シンメトリー陳列」、前回コラムでご紹介した「リピテーション陳列」を実践してみてください。

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株式会社フィールドマーケティングシステムズ