ラウンダー 夏場の運転~隠れ脱水に要注意!

夏本番!熱中症に注意したい季節ですね。熱中症の要因である脱水症は、炎天下の野外で激しい運動や労働をしたときだけに起こるものではないです。脱水症はさまざまな状況で起こります。なかでも注意したいのは運転中のシチュエーション。
常日頃長時間の運転をするラウンダーの皆さんにとっては、運転中の脱水症のリスクはとても気になるところですね。

 

運転中の環境には脱水症の原因がたくさん!

脱水症は進行するまで、これといった症状が出にくいのが特徴。脱水症になりかけているのに、本人や周囲がそれに気がつかないため、有効な対策が取れていない状態を「かくれ脱水」と呼びます。運転中に「かくれ脱水」になりやすいのは以下の原因があるためです。

■車内の脱水症状原因

・非常に乾燥した環境
・体温上昇に関係するふくしゃ熱(※1)を浴び続けている状態
・汗がすぐに蒸発し脱水のサインを感じにくい
・トレイ休憩を少なくするために水分を控えることが多い
・同乗者もシートベルトに固定された姿勢で座りぱなし

※1 遠赤外線の熱線によって直接伝わる熱の事。太陽の自然な暖かさもそれによる。

運転時の脱水初期サイン

車の中ではバックミラーや、フロントミラーで初期サインを見ることができます。鏡で口の中を見ると湿潤しているのが普通ですが、確認してみて舌が白濁していたり口腔が渇いているようならすでに初期の脱水サイン!ワキが渇いていたり手が冷たくなっているかどうかもサインです。こうしたサインがある場合はとにかく近くの休憩場所を探して、すぐに水分補給をして休みましょう。

■車中における脱水状態の初期サイン

・口腔内が渇いている
・ワキの下が渇いている
・手が冷たく感じる
・集中力がかけてくる
・手や脚の筋肉がつる

運転時の脱水症対策

日頃から下記のような対策を意識して水分をとるよう心掛けていきましょう。
また、水分の補給だけでは脱水は改善されず、夏場の大量発汗時や発熱・下痢・嘔吐時には体内の水、電解質どちらも失っており両方を補給することが大切であることも、忘れないようにしましょう。

■運転中の脱水対策

・渋滞時や長距離運転の場合は1~最長2時間に1回15分以上の休息をとる
・休憩時に100~200mlの水分補給
・休憩時に車中の空気を入れる・車外で体を動かしてリフレッシュ
・トイレに行くのをおっくうがって水分摂取を控えないようにする
・カフェイン飲料を飲まない。同乗者はアルコールも控える
・スポーツドリンクや経口補水液の常備

 

まとめ

毎年夏には、熱中症による死者のニュースが絶えませんが、いかに運転中の環境にリスクがあるかについてご理解いただけましたでしょうか?
健康第一で暑い夏を乗り切るためにも、ちょっとした工夫や対策を忘れずに、元気にお仕事をしていただけるヒントになれば幸いです。

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